ブログは移転しました
ブログ「ジュリーな毎日」にお越しくださいましてありがとうございます。
当ブログは2007.11.20に広告の入らない下記に移転いたしました。
ニューアルバムやツアー、ドーム公演など今後の楽しみも目白押しです。マニアックに盛り上げていきたいと思っておりますので、今後ともよろしくお願い申し上げます。
ブログ管理者 tomi
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ブログ管理者 tomi
10月20日(土)、僕は横須賀のヤンガーザンイエスタデーで開催された部族ライブ2007に行ってきました。
ライブをみるために遠征するなんて、大阪在住の僕にとっては珍しいこと。
だけど、どうしても行かなければならない。
伝説の「ジュリエット」のライブを観なければ、39歳になった今もロックを愛し、ギターを続けている意味はない。
それはオール・ナイト・ナウからはじまった。
70年代ロックの力強いサウンドに一気にボルテージが上がる。
相良宗男さんのドラミングと秋元良一さんのベースがパワフルなリズムと低音を奏で、
柴山和彦さんのまさに「火を吹く」ようなギターと大和田順一さんのボーカルが吠える。
気絶しそうなくらい、カッコいい。
ステージも客席も一体となって盛り上がる。
そして柴山好正さんと大山泰輝さんがステージに上がり、アルバム「ジュリエット」のナンバーが演奏されました。
さすがご当地、横須賀ですね。客席もやんやの喝采、温かい声援。
エリザベス・リードの追憶
アルバムのライナーノーツで、
「オールマン・ブラザーズ・バンドが一般の間に浸透する以前にエリザベス・リードの追憶なんかをやって、
コンサートを見に来ていたアマチュア・バンドの連中をびっくりさせていた事もあった。」
なんて書いてありましたが、僕自身がそれを体験できるとは!
僕は今までジュリーや大沢さんのバックでギターを弾く柴山さんを見て、憧れてきました。
でも今、ステージに立ってギターを弾いているのはジュリエットの柴山さん。
一夜限りの再結成でしか観ることができないのか、
この姿をずっと心に焼き付けなければ、と思うのですが、
目眩く素晴らしい演奏に惹き込まれると同時に、とても切ない気持ちになり涙が溢れました。
一夜限りのジュリエットに思いをぶつけるような相良さんのドラムソロ、
そして、音楽活動をされていない秋元さんのベース、
思いがいっぱい詰まった演奏に、胸を打たれました。
でも、おっさんの涙になんか、誰も興味ねーか・・・。
ラストの「ヨコスカ」。
この曲は今まで横須賀で演奏したことがなくて、ようやく夢が叶ったという柴山さん、
ジュリエットに関わったすべての方へ思いを込めて演奏されたように思います。
最後はグルーポ・アチェさんとの大セッション。アンチェイン・マイ・ハートとクロスロード。パーカッシブなソロがとても楽しかったです。
クロスロードの最後のギターソロ、柴山さんご兄弟によるギターバトルは圧巻でした。
そして心に余韻を残してライブは幕を閉じました。
あっという間の出来事。
でも、生涯忘れられない素晴らしいライブでした。
その後、嬉しいことに、ブログをご覧いただいている方から声をかけていただき、
ZivesのTaroさん、D.Jの人見欣幸さんとお会いできました。nagiさんにお会いできなかったのは、とても残念です。
そして人見さんが、なんと楽屋に連れていってくれることに。
まず泰輝さんに紹介していただき、それだけでも十分なくらいの感激なんですが、
今度は泰輝さんが「どーぞ」と楽屋へ。本当にいい方ですね。
そして、僕は「神」と対面しました。
もう舞い上がってしまい、ロクに会話もできませんでしたが、
このブログの名刺を渡し、握手をしていただきました。
そのあとはもう、何が何やら、熱病にかかったようにぼーっとしていて、
Taroさんや人見さんにきちんとお礼が言えたかどうかも覚えておりません。
でも、おふたりにはいつかまたお会いしたいです。一緒にお酒でも飲みたいな。
で、いつもコメントを下さるふみさんや、
他のファンの方と一緒に部族ライブの打ち上げにも参加させていただきました。
ジュリエットのメンバーのすぐそばで飲んだビール、
飲む前から酔っ払っていたようなもんですから、逆にアルコールがクールダウンしてくれました。
ツチGさんともお話ができました。
それまでは当然メールのやりとりだけだったのですが、
本当に熱い方で、部族を、横須賀を、音楽を愛しておられて、想像通りの方でした。
僕もかなり熱く音楽への思いをツチGさんに語らせていただきましたが、
もっともっと話したかったです。
僕と息子も今回はじめて部族の空気を吸いましたが、それはとても意味のあることでした。
また企画していただきたいです。
そして次回は僕も「部族に集う者」として、横須賀に帰りたいと思います。
それからね、
この夜、最後の奇跡なんですが、
柴山さんといろいろとお話させていただくことができました。
僕の質問のひとつひとつに丁寧に答えて下さって、
ギターのことやアレンジのこと、泉谷しげるさんや白井良明さんのことなど、
もう夢見心地というのはこのことでしょうね。
柴山さんがギターのことを話して下さるときは、
不思議と昔、ギターをはじめた頃の記憶がよみがえって、
僕にとっては「神」の存在なのに、先輩のエレキ少年のような気がしました。
たいへん、失礼なことなんですが・・・。
話の内容は、秘密。
それは僕の心の中にずっと秘めさせておいて下さい。
あ、ただ僕がずっとシルバースターだと思っていたあの黒いストラトは、
シルバースターじゃありませんでした。
トーカイであることは確かですが。
勝手な思い込みで偽りの記事を書いていましたことをお詫び申し上げます。
あの黒いストラトはとても重たいギターだそうで、
ネックも頑丈な固定に変えておられるそうです。
柴山さんにお会いして、こうしてギターの話ができることは、積年の夢でした。
「プロミュージシャンになる夢」のように、夢のまま終わっても仕方のない夢だと思っていました。
でも、部族で出会った方々のおかげで、夢が叶いました。
舞い上がってしまって情けない姿の父親なんですが、
こうやって息子に夢の叶う瞬間を見せることができたことも意味があるし、
今回の旅で僕が出会った人たちの身にしみる情、
この思い出をずっと大切にしていきたいです。
次の夢?
今度はできたらライブの後半の大セッションで、
僕も柴山さんとギターバトルができたらいいな。
虎のテンプレートから模様替えをしました。
今回のはシンプルにいきます。
タイトル背景のギター、ピンとくる方も多いのとちがいますか?
そうです。ここ数年、柴山和彦さんのメインギターになっているギブソンのSGです。
僕はどっちかというとフェンダー派で、シングルコイル・ピックアップの枯れた音が好きなんですが、ジュリーのステージですっかりお馴染みになった赤いSG、チャーミングなカタチですよね。
僕は子どもの頃から、トーカイのシルバースターというストラト・タイプのギターが欲しくて、現に今も中古楽器屋さんやオークション等で探しているのですが、「コレやがな!」というものが見つからなくて苦労しています。
黒いボディ、メイプルのネック、ピックアップやボリューム、トーンコントロールが白いストラトで、絶妙なアーミングのテクニックを見せてくれた柴山さんが、僕の憧れです。
古いトーカイのギターは今も人気があるらしく、買い求める人たちはきっと若い頃にバイトして買ったギターだったり、そんな思い入れの強い楽器なんやと思います。
僕がエレキをはじめた頃は、フェンダーやギブソンなんかは高嶺の花。外タレが弾いている写真や、雑誌のカタログを眺めてため息をつく高級品やったなぁ。愚かな僕はフェンダーとフォウンダーを間違えて大喜びした苦い思い出もあります。
最近の柴山さんは赤いSGをメインに、ときどきトーカイのレスポール、コブラギターというちょっとマニアックなギター、 それから憧れの黒いシルバースターなどに持ち替えることが多いようです。
SGを持つようになったのは、ジュリーの曲のアレンジがギターメインの楽曲、しかもディストーションの効いたサウンドに変わったからではないかと思うんですが、下山さんのストラトと一体となって、メリハリと重厚感のあるツインギターが聴けます。
ライブのときに柴山さんがどんなギターを使うのか、僕にとっては重大な関心事。9/30も楽しみにしています。
あと、この場を借りて1982年か83年くらいの東海楽器のギターカタログをお持ちの方はいらっしゃいませんか。柴山さんのギターのスペックが詳しく記載されていました。これも探しています。
9月になりました。
今月末は大阪フェスティバルホールでジュリーと柴山さんに会えます。
毎回、ライブの日まで指折り数えて待つのも楽しみ、
僕の場合は、毎回ライブでやる曲が分かると、せっせとギターの練習に励みます。
だから何?ってなもんですが、
ジュリーのバックバンドに憧れてギターをはじめた僕にとっては、
それがライフワークのひとつになってしまっていて、
究極の自己満足といいますか、「安上がりの趣味」なんですがね、
でも、バックバンドなんだから単にギターを弾くだけでなく、コーラスの練習もしっかりと行います。
これが意外と難しいんですよね。
ギターを弾きながらコーラスのパートを歌うのは。
ジュリーのライブにおける柴山さんのコーラスも毎回の楽しみです。
かつて「おまえがパラダイス」でポマードの髪をくしゃくしゃにされながら、
スタンドマイクを抱えてハモっていた柴山さん、
「こんなバックバンドが今まであっただろうか」と衝撃を受け、
僕のジュリーに髪をくしゃくしゃにされたい、なんて思ったものです。
そんな柴山さんが在籍していたジュリエットについて「部族」のツチGさんにお聞きしましたところ、
部族主催のコンサートを横須賀市のホールで開催した時に、
泉谷しげるさんがジュリエットの演奏を気に入り、
それを期にメジャーミュージシャンのバックもやるようになったそうです。
ジュリエットはガロのバックバンドをやっていたということで、
その音源や情報を探してみるのですが、
http://www.etcrec.co.jp/garo/index.html
(コチラにとても詳しい情報が載っています。タイガースの情報もすごく詳しいです)
なかなかジュリエットの名前が見当たりません。
どなたかガロのバックバンド時代のジュリエットについて情報があれば教えて下さい!
で、泉谷しげるさんですが、
82年の社会的なアルバム「NEWS」は、「泉谷しげる with BANANA」とクレジットされており、
BANANAというバンドミュージシャンのデータを見ると、
吉田建、柴山天皇、正木五郎、小林有事、柴山和彦、白井良明、岡田徹、ペッカーと、
かなりゴージャスなメンバーです。
この中の柴山天皇というのは、お兄さんの好正さんのことなんでしょうか。
それにしても、柴山和彦&白井良明というツートップのギタリスト、
大沢さんのデビューアルバムでも聴くことができます。
本当に仲がいいんでしょうね。
先日、またギターを買いました。
K.ヤイリという純日本製メーカーのアコースティックギター。
小ぶりなんですがオール単板ということで、鳴るわ。
さすがK.ヤイリ。
最近は年齢のせいかジャカジャカと激しいストロークで、ロックを歌うことが激減し、
どちらかというとバラード系を爪弾くことが多いかな。
コード弾きを交えながら、メロディーを弾いています。
気持ちいいですよ。
「勝手にしやがれ」のバラードバージョンなんて作ってみたりして、
まぁ、完全に自己満足の世界なんですが、
それでも「おっ、カッコいいぞ」なんて思うときには、
「このアレンジでジュリーが歌ったら、どうなんだろうか」などと、
調子に乗ってしまいます。
他にも「永遠に」のワルツバージョンとか、
「君をのせて」ブルース風味など、レパートリーも増えてきました。
僕にこんなアレンジの面白さを教えてくれたのもジュリーなんです。
特にミスキャストの頃のフラメンコバージョン「勝手にしやがれ」や、
ハワイアンバージョンの「渚のラブレター」を聴いたとき、
無垢だった僕は、まるで天と地がひっくり返ったような衝撃を受けました。
自分がギター弾きだから言うのも何なんですが、
ジュリーの弾き語りっていうのも観たいと思う今日この頃です。
かつて沢田研二ショーで「あなたへの愛」を弾き語ったジュリー、
そして作曲家としても数々のナンバーを世に送り出しているジュリーですから、
(きっと作曲はギターでやっているんでしょうね)
毎回ステージを所狭しと動き回る姿にも惹かれる反面、
アコースティック1本で弾き語るジュリーも観たいです。
手に入れたギターが、FenderではなくFounderというまったく別物だったことに気づき、ガッカリした僕。19,800円は妥当な値段、いや、使用している木材もベニヤ板のようなとんだ代物で、世の中そんな甘い話はないと、落ち込んでしまいました。
ハリー・ギターのロゴはセロテープで簡単にはがれ、そこにFenderのロゴシールを貼って見た目を誤魔化すという裏技もあるのですが、Founderのロゴは頑丈で、彫刻刀で削ったりもしたのですが、なかなかその主張を曲げてくれません。タフな「バッタもん」でした。ライブで、ジミヘンやピート・タウンゼントのように、ギターを叩きつけて壊すというパフォーマンスを決行したことがあるのですが、キズこそついたものの、大破することはありませんでした。意味もなく頑丈なこのギターは、結局はその後何年も僕の手元で、ペラペラとブルージーな音色を奏でてくれました。(最後はギターを始めた後輩にプレゼントしました)
エレキギターを手に入れたら、次はアンプです。
今すぐにでも欲しいし、オーバードライブやディストーションなどのエフェクターをかまして、音を歪ませたいという願望も強くありました。
しかし、お小遣いの乏しい中学生のことで、レンタルレコードとカセットテープ代にそのすべてを費やしていた僕にとって、アンプは高嶺の花でした。
そこで、家にある古いナショナルのラジカセのマイクにモノラルのプラグを差し込んで音を出すという離れ業を考えつきました。出力の弱さやスピーカーの悪さから、いい感じでギターの音色が歪んでくれたのです。
高校になってグヤトーンのアンプを購入するまで、このラジカセの代用は自宅練習に大いに役立ちました。
すぐにでもEXOTICSの柴山和彦さんのマネがしたいけど、情報不足だったし、自力でコピーできる技量はありませんでした。ビデオデッキもなかったので研究もできなかったし・・・。
でも、曲に合わせてネックを前後に振り、両足でリズムをとる弾き方なんかは、早々にマスターしました。
野球選手の形態模写のギタリスト版といったところでしょうか、柴山さん以外にも、安田尚哉さんのギターの弾き方や、ストリッパーのときの西平彰さん、吉田建さんのベースの弾き方なんかもマネました。誰からも理解されませんでしたが。
肝心のギターは、ヤングギターという雑誌や、バンドスコアを見ながら主にマイケル・シェンカーやレインボーなどのハードロックを練習しました。小学生からクラッシックギター教室に通っているので、たいていの曲は難なく弾けたと思います。
ただ、そのクラッシックギター教室のほうがキツくなってきました。毎週、課題曲をこなしていくのが面倒になってきたのと、講師の先生に「最近キミのギターが荒れてきた」と叱られたのをきっかけに、辞めてしまいました。もうちょっと続けるべきだったと後悔しています。
「6番目のユ・ウ・ウ・ツ」がリリースされた頃、念願のジュリーのバンドスコアが発売されました。
当時のバンドスコアっていうのはワリといい加減で、随所におかしいところもありましたが、それでも得意になってレコードに合わせて弾いていました。
また、その頃には耳コピーも少しはできるようになり、アルバムの曲もレパートリーになりました。EXOTICSの露出度も高くなっていましたし、テレビの「沢田研二ショー」でシングル以外の曲の演奏も見られたからです。
「やっぱりエレキを手に入れなければ」と、立ち上がったのは中1の冬。
「学校の音楽祭でギターを担当することになった。だからどうしてもエレキがいる」
とエレキのくせにアコギな嘘で、母親から20,000円をくすねた僕。
お目当ては当時ギター雑誌で有名だったビバという楽器店オリジナルブランド、ハリーのエレキ。19,800円。
ウキウキと駅へ向かったのですが、途中で「キップを買えばお金が足りなくなる」ということに気づきました。
途方に暮れていると、同級生のK君とばったり会いました。
そこでちょっと立ち話をしていると、彼は近所のイズミヤ内のレコード店に、19,800円のギターが売っていたという情報を教えてくれました。
「まさか、二光のエレキやないやろな?」
二光のエレキとは、白い二本のラインが印象的なジャズマスタータイプの赤いギターで、「あのタカナカが、あのサンタナが君にも弾ける」というような宣伝文句で、もっと軟派な雑誌に広告が載っていた、アンプとチューニング笛と教材カセットがセットになった通販ギターでした。アフロヘアのおっさんが顔をしかめてギターを弾いている姿は、当時もっともダサいギタリストの見本のようなものでした。
僕の欲しいギターは、黒いストラトキャスターだったのですが、ギターに詳しくないK君にいくら聞いてもそれ以上の具体的な情報は得られませんでした。
それで、藁をもすがるような気持ちで、実物を見に行ったのです。
あった。しかも黒のストラトが天井から吊り下げられてある。しかも、ヘッドのロゴを見るとFenderと書いてあるではないか!
「レコード屋のおっちゃん、ギターの価値を知らんねんなぁ。フェンダーのストラトってホンモノなんやで。19,800円どころか、19万8千円くらいするねんで。でも、これはラッキーや、黙っとこ」と、はやる気持ちを押さえ、クールな口調で「あの天井に吊るしてあるギターください、そうです、あの黒いヤツ」とおっちゃんに言い、ためし弾きもせず、ソフトケースもないギターは裸のまま紙袋に包まれて、僕の手に入ったのです。
そして満面の得意顔で、家路についた僕。
Fenderのストラトという、プロが持つようなギターを、ギターの価値も分からない、そそっかしいオヤジから手に入れ、僕はこうしてロックミュージシャンのタマゴになったのです。おっちゃん、ありがとう。
あとはアンプを何とかしなければと思いながら、ギターをまじまじと眺め、抱きしめ、クロスでボディやネックの汚れを拭きました。Founderという綴りをフェンダーと読むんだと信じて・・・。(つづく)
間違いだらけのコード起こし事件以来、何曲かは初心者の息子向けにワザと簡単にしたところもあるのですが、言い訳すらも通用しないようなミスや手抜きが発覚し、僕の口癖、「まぁいいか」を禁句にして、着々とコードの訂正を行う毎日。
ようやくメドが立ったのでブログも更新します。
今まではアコースティックギターでジャカジャカとコード起こしをしていたのですが、曲の途中で一時停止やリピートをすることが面倒くさくなったりして、曲も聴かずにどんどん「先走る僕」でしたが、今回から手法を変えることにしました。
まずはギターをエレキに変え、小型のアンプから音を出すことにしました。コード起こしのために小型アンプを買ったのですが、近頃のは凄いことになっていますね。VOXのDA5という安いアンプなんですが、クリーンな音から歪み系の音まで、またさらにコンプレッサーやディレイ、コーラスなどのエフェクトが内蔵されてあって、様々な音を出すことができます。アンプの「鳴り」もなかなかのもので、驚かされました。まぁ、コード起こし時は比較的クリーンな音でやるのが無難ですが、ギター本体のボリュームやピックアップセレクターで、多少の調節をします。
また、ギターの差込口の他に、外部音源の入力が可能なAUX INがあって、そこにデジタルオーディオプレーヤーやCDプレーヤーが接続できるので便利です。
つまり、アンプのスピーカーからギターとCDの音の両方が出せるのがうれしいです。ヘッドフォンをすれば夜中でも気軽にコート起こしができます。しかも、電源が乾電池の使用も可能なので、どこでも持ち運びに困りません。まさに「遊べる」アンプです。
こんなリーズナブルなスグレモノがもっと昔からあったらと思うと、近頃のエレキ少年たちに嫉妬してしまいます。
購入して2~3日は、コード起こしもそっちのけで、ハードロックやパンクの名フレーズやソロを弾いていい気になったり、オールウェイズやエキゾティクスのメンバーになって遊びました。
僕がギターを試し弾きするときは、「BAD TUNING」の中の曲を弾くことが多いのですが、それはきっと子どもの頃から慣れ親しんだ「WOMAN WOMAN」の「♪ド~・ド~・ソラシッ・シ・ド~」がギターのネックを握る指に残っているからです。その他「世紀末ブルース」のソロや「マダムX」のイントロなど、「BAD TUNING」はギターのフレーズが特別においしいアルバムだからです。
アルバム「BAD TUNING」については、そのうち熱い記事を書きたいと思います。
確かにオールマン・ブラザーズ・バンドの影響の色濃さが感じられるアルバムでした。
でもそれだけに留まらず、しっかりと作りこんだ楽曲と独自の世界感があり、かなりの実力のあるバンド。バンドを志す人たちは聴いて損はないアルバムだと思いました。「ハイジ」というインストの曲は美味しいギターのフレーズの宝庫だし、こりゃ僕もせっせとコピーしたいと思います。
本当に、随所に僕の慣れ親しんでいる手クセというか、柴山和彦氏がジュリーのライブで弾きそうなフレーズ、口ではうまく説明できないところに、文章でどう表現していいか分かりませんが、弦を押し上げて音階を上げるチョーキングというギターのテクニックがあるのですが、柴山和彦氏のチョーキングを効かせたフレーズって独特なんですが、そういう僕にとってのツボが満載なんです。ジュリーの「噂のモニター」のギターソロを聴いていただければ、何となく分かってもらえるかとは思うのですが。
また、ボトルネック奏法といって、弦を押さえるほうの小指または薬指に、ブラス製の筒をはめて弦の上をスライドさせる弾き方(本来は、酒瓶の口の部分を切って指にはめることからボトルネックという名前がつきました。内田勘太郎氏はカルピスのビンだし、デュアン・オールマンは風邪薬のビンなど、ブラス製だけではありません)のテクニックもすでにこの時代にモノにしていたんですね。
さてボーカルなんですが、1曲目を聴いたら「?」だったんです。70年代ジャパニーズロックシンガーの歌い方というのでしょうか。で、3曲目の「酒場の女」で慣れ親しんだ声、そうEXOTICSの「ライブラリー」できいたあのお声が聴こえてきたので、「おーっ!」とボルテージが上がりました。「あの娘に会いたい」、「ヨコスカ」でも聴けましたし、「南に向けて」ではコーラスも。それにしても、柴山和彦氏、当時お幾つだったんでしょうか。声があまり変わっていないんですが・・・。
いずれの曲も、シンプルなコードで「僕は君が大好きさ~」というようなものではなく、凝ったコードワークと、意味深な歌詞です。ラストの8分を越えるバラード「ヨコスカ」なんか、聴きごたえがあります。
それにしても「横須賀」とか「横浜」ってカッコいい響きですよね。「港」というキーワードは演歌ではよくテーマになりますが、ROCKで「港」が似合うのは「ヨコハマ」。僕の暮らす大阪は全然ダメです。「南港」とか「貝塚人口島」、「泉佐野食品コンビナート」。絵にならんなぁ。今の時期、タチウオはよく釣れるんですがね。
JULIETに興味のある方は、ご参考までに、オールマン・ブラザーズ・バンドの「ブラザーズ&シスターズ」も聴いていただけたらいいかと思います。
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YOKOSUKA BAY アーティスト:ジュリエット |
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ブラザース&シスターズ アーティスト:オールマン・ブラザーズ・バンド |
本日、Julietの唯一のアルバム「Yokosuka Bay」のCDが届きました。
まだ仕事中で、まだ聴いていないのですが、
その前にちょっと情報を。
JULIET
Kazuhiko Shibasama (GUITAR)
Ryoichi Akimoto (BASS)
Muneo Sagara(DRUMS)
GUEST MUSICIAN
Katsutoshi Morizono (GUITAR)
John Yamazaki (KEYBOARDS)
Yoshimasa Shibayama (GUITAR)
Shigemi Katayama (PERCUSSION)
1.パラダイス(作詞・作曲:相良宗男/編曲:ジュリエット)
2.五柳先生(作詞・作曲:秋元良一/編曲:ジュリエット)
3.酒場の女(作詞・作曲:柴山和彦/編曲:ジュリエット)
4.ハイジ(作曲:柴山好正/編曲:ジュリエット)
5.ミナミに向けて(作詞・作曲:秋元良一/編曲:ジュリエット)
6.あの娘に会いたい(作詞・作曲:柴山和彦/編曲:ジュリエット)
7.三崎埠頭(作詞・作曲:秋元良一/編曲:ジュリエット)
8.ヨコスカ(作詞・作曲:柴山和彦/編曲:ジュリエット)
<ライナーノーツより>
・ジュリエットは1972年頃、横須賀で結成されたらしい。
・プロフェッショナルなキャリアは米軍基地の中での演奏からスタートした。
・ガロのバックバンドに抜擢され、確かな演奏で業界内での評判を高めた。
・オールマン・ブラザーズ・バンドが一般の間に浸透する以前に「エリザベス・リードの追憶」なんかをやって、コンサートを見に来ていたアマチュア・バンドの連中をびっくりさせていた事もあった。
・オールマン・ブラザース・バンドの曲を好んで取り上げていた為に、一部には「オールマンのコピーに過ぎない」という結論に飛びついた人々もいるようだ。
・オールマン~やリトル・フィートといったアーティストの曲をレパートリーの中に含んでいるが、ジュリエット自身のサウンドも創りあげている事も見逃せない。
と、いう感じです。
今夜、じっくり聴きます。
最近のコメント