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2007年3月 2日 (金)

BAD TUNING

ROCKの何たるかを理解せず、流行にひたすら流され続けてきたいい大人が、今回はたまたま「チョイ悪オヤジ」ブームとやらのおかげで、服装だけ過激になっっていくというのは、あまりいい感じではありません。

ロッカーとカタギの人の区別がつきづらくなってきた昨今、何かモヤモヤしたものがココロに残るんですが、そんな気持ちを一気に吹き飛ばすロックアルバムについて語りたいと思います。

そう、BAD TUNING。
ジュリーの数々のアルバムの中で、STRIPPERと双璧をなすワルいアルバム。
「冗談じゃないぜ 俺はまだ眠い 朝日をあんなに元気よく昇らせた奴 名を名乗れ!」とムカついていらっしゃる。
「何しに生まれてきたって?危険が好きだからさ」と、強がっていらっしゃる。
せつない気持ちになりたくて、知らず知らずのうちに鍵の数が増えていくという罪な男、
「顔と財布」に飽きたので、ニッコリ笑って「ではお元気で」と出て行った女、
悪魔よけのアクセサリーよと小指の爪に黒バラを書き、「もしも今夜暇なら私と死んでみない」と男たちを迷わせて笑う女、
もう「チョイ悪」どころの騒ぎではないです。
そもそも「恋のバッドチューニング」をはじめてテレビで観たときは、度肝を抜かれました。
そういえば「春やすこ・けいこ」の漫才で、「胃潰瘍で入院したけど目の色まで病気やで」とかいうネタもありました。

1980年の7月にリリースされたこのアルバム、今まで何回聴いたことでしょう。
多感な10代の頃、僕の脳内に鳴り響いていたのは「どうして朝」の「したくないこと したくない」でした。
この曲に「ROCK」を感じ、まさにこれがロックの基本コンセプトであると知りました。ブルースの歌詞にも通じるものがあって、ブルースの歌い出しもI woke up this morning....と歌われるものが多く、Everyday I have the bluesなのです。
太陽が昇り朝が来て、太陽が沈み夜が来るという当たり前のことに反発し、また当たり前に学校に行って授業を受けなければならないことに「したくないこと したくない」と反抗してみるきっかけと、サボる決心と快感を与えてくれた曲です。
まぁ、その代償として親や先生たちにこっぴどく叱られるという代償も受けたのですが…。
でも、どういうわけか、現在の年齢になってもやっぱりこの「どうして朝」が頭に鳴り響いているのです。

しかしいろいろと考えてみると、ショーケンとか内田裕也さんは現在も「チョイ悪」どころか「不良親父」というイメージがありますが、今のジュリーには見事にそんな感じがなくなっていますね。
昔は三億円事件の犯人や、原爆を作った危ない先生の役が似合っていたし、実生活でもやんちゃして自宅謹慎だとか、いろいろと危険な匂いに包まれていたジュリーですが、すっかり渋い人になってしまいました。
プライベートではどんな音楽を聴いているのでしょう。今もストーンズやオーティスをガンガン聴いていてくれたら嬉しいなぁ。

BAD TUNING Music BAD TUNING

アーティスト:沢田研二
販売元:ユニバーサルミュージック
発売日:2005/03/30
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コメント

tomiさん、こんばんは!
ジュリーは基本的には非常に真面目で、どちらかというと昔気質の人間・・・でしょうか。シンガーとしての魅力や演じる役柄の妖しさと普通人のギャップが沢田研二の凄さなのかもしれませんよね。
真面目で頑固な性格が現在もシンガーとしてライブ活動をおこなわせているのかもしれません。
本当に今はどんな音楽を聴いているのでしょうかね?
そういった話しもライブでのMCで聞かせてほしいですよね。

投稿: keinatumeg | 2007年3月 2日 (金) 23時12分

keinatumegさん、こんにちは。
以前、AMのラジオ番組(そんなん こんなん)でジョン・レノンの声を絶賛されていたような記憶がありまして、今もジョン・レノンを聴き続けているのだとうれしくなったことがあります。
また、爛漫甲申演唱会のアンコールで歌ったSATISFACTIONやDAY TRIPPERは、オーティス・レディングのそれを聴き込んでいないとあそこまで歌えないと思います。
もしも、ジュリー所有のレコード、CDを知ることができたら、僕たちの音楽生活にも新たな変化が生じるかもしれませんね。

投稿: tomi | 2007年3月 3日 (土) 10時34分

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