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2006年12月21日 (木)

大澤誉志幸さんのこと

先日いただいたコメントの中で、大澤誉志幸氏(大沢→大澤に改名)についての情報がありました。

83年6月発表のデビューアルバム「まずいリズムでベルが鳴る」は僕にとっては幕の内弁当のようなアルバムです。
参加ミュージシャンが凄い。コーラスは沢田研二、アン・ルイス、山下久美子、佐野元春! そして演奏は安田尚哉氏をのぞくEXOTICSのメンバーに、白井良明などなど、うひゃーと歓喜する顔ぶれ。
そして、銀色夏生のインパクトのある歌詞。1曲目からの「♪Tooth BrushがCupで叫ぶ 愛してるから静かにしてくれ~」には、今までにない新しいモノを感じました。
「宵闇にまかせて(Kiss & Kiss)」は大澤さんも思い入れが強く、BSフジ「Life Goes On」という番組のDVDを観たのですが、その中でもエレガットの弾き語りで歌っていました。レコードでは山下久美子さんのコーラスがとても魅力的で、いい雰囲気です。
また佐野さんの「Jokeでシェイク」のコーラスもクレイジーでセンスがよく、極めつけはジュリーの「キッスはそこまで」。
ジュリーが他のミュージシャンのコーラスに参加することってあまりないですよね。あとは佐野さんの「The Vanity Factory」くらいしか思いつきません。また後になって大澤さんのアルバム「Collage」では「おまえにチェックイン」と「晴れのちBlue Boy」がセルフカバーされていまして、「晴れのちBlue Boy」でも、やや控えめなジュリーのコーラスが聴けます。

そして何より大澤さんの独特なボーカルのワイルドさに衝撃を受けました。バラードではハスキーさが加わり、僕が女性ならシビレたところです。
アルバムの中では正直、R&Bのフィーリングというのはピンときませんが、ALABLE、ALABLEⅡ(柴山さん、ギター弾きまくり、ライブ盛り上げまくりです)などのライブビデオを観ると、JBやオーティス、ウィルソン・ピケットなんかを感じることができます。プリンスとかマイケルっぽさは「ちょっと勘弁」と思うのですが、そう思うのはきっと「今」だからも知れませんね。とにかくR&Bのフィーリング云々よりも大澤さん自体がパワフルだったもので・・・。「加藤茶の弟説」なんていうのもありましたね。

「まずいリズムでベルが鳴る」以降、「Scoop」、「CONFUSION」、「in・Fin・ity」、「LIFE」、「SCRAP STORIES」と聴き続けたのですが、「SCRAP STORIES」の中の「ダンスをしようぜ」が嫌いなバラエティ番組に使われていて以来、やたらと巷でこの曲を耳にするようになって、逆に大澤さんのファンからは疎遠になってしまいました。大澤さんには何の責任もないのですが、免許取立てのナンパな友人のカーステレオや、僕とはまるで趣味の合わない店で「ダンスをしようぜ」がかかるとちょっとイヤな気分になったりして、バブル時代、ボディコン全盛期に「どぶねずみの美しさ」について歌ったパンクバンドのほうに輝きを感じてしまったからです。貧乏学生の妬み半分、ロック魂の反骨精神半分といったところでしょうか、当時の僕やバンド仲間は、バブリーなモノに対してやたらと否定的だったのです。
でも「フランス海岸」の楽曲の美しさや、「ゴーゴーヘブン」のワイルドさは大好きでした。
また、93年の「初恋」はとてもいい曲だと思います。

現在はジャンルを越えた独自のクロスオーバーミュージックで活動を展開しているそうで、柴山さんもそれに絡んでいるとの情報を教えていただいて、これはアンテナを立てておかなければと思っている今日この頃です。

大澤誉志幸さんのサイト http://www.y-ohsawa.jp/second.html

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コメント

●小さな五線譜帳の赤い表紙に、細いフェルトペンでの氏のサイン。LP『まずいリズムでベルが鳴る』先行購入者特典、新宿の某レコード店販促企画品。白紙のまま保存してある。ホッチキス部分は錆びた。/あの頃,【クラウディ・スカイ】のAL『明日はきっとハレルヤ』も聴いた。ソウルフルなR&R,好い!と感じた。このバンドが売れなかったのは,【RCサクセション】に先を越されたんだな、当時。

投稿: ―藤棚― | 2008年5月13日 (火) 04時02分

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